夢のいたずら

若い頃に描いた夢が、このブログに連れてきてくれました。人生まだまだこれからです。詩とエッセイを中心に書いています。

2024年2月のブログ記事

  • 中一時代

    真っ白白な画用紙一面に 青い絵の具を塗りたくり 他には何にも描かないで 提出していた美術の時間 病弱な友だちに付合って 運動場の隅っこに座って 数ヶ月の間談笑しながら 見学していた体育の時間 授業中の小さな落書きが なんと往復ビンタ二十発 日曜大工すら嫌いになる 原因を作った技術の時間 ぼくを不良... 続きをみる

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  • 喜多方回想

    1,  喜多方ラーメンを食べに行った時の話(2月25日付の記事)だが、あの時は東京から喜多方までJRを利用した。  上野から新幹線に乗り、郡山で下車。そこから磐越西線に乗り換え喜多方に向かった。  当初、東武日光線で会津まで行こうかと思っていた。ところが調べてみると4時間半ほどかかる。「そんなにか... 続きをみる

  • 未来

    もしかしたらぼくたち人間は この一生を知りつくした上で 生れてきたのかもしれないね。 たまに先のことがわかったり 見えたりするのはそのせいで たまにそれを思い出すからだ。 未来全てを思い出せないのは 先のことはわからないという 先入観からくるものだろうね。 もし未来を知ってしまったら 人生が楽しめ... 続きをみる

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  • 象が踏んでも壊れない

     かつて『象が踏んでも壊れない』という筆箱があった。テレビのコマーシャルでは、実際に象が踏んでいる映像が使われていた。しかしそれは象が踏んでいるというよりも、足を乗せているだけにしか見えなかった。  象のCMが始まって数年後、ぼくが高校一年の時だった。 『やはりあれはおかしい』ということで、ぼくは... 続きをみる

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  • ♪春一番

    春一番 新谷雅先 · 春一番 顔を洗って、風が肌を潤すとき 誰かがささやく、変わったねあなたも うん、もう春だもの 春一番、ほらもう冬を忘れてる 風の光に白い山が笑うとき 誰かがささやく、長くなったね髪も うん、もう春だもの 春一番、ほらもう冬を忘れてる 温かい風に川の水も温むとき 誰かがささやく... 続きをみる

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  • お知らせ

    一身上の都合により、ブログタイトルとハンドルネームを変えました。 ブログタイトル 『くきなみ村から』→『夢のいたずら』 ハンドルネーム 『真崎新太』→『新谷勝先(しんたにまさき)』 このたび始めたnoteと連携させるためで、こちらの内容は変わりません。 以上、よろしくお願いいたします。

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  • そろそろ卒業の時期ですね

     雪は残り花は遅れていた  しかし彼らは知り尽くしていた  ひとつの旅が終わったことを  みんなどこでもいいから吹き飛びたいと言った  というのも彼らの行くところはなかったから  ひとつの旅が終わった時に   薄暗い空から、雨も降り始めていた   でもちょっと見回すと 晴れ間も見えていた  誰かが... 続きをみる

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  • 気にしている

    わたしは風の流れを気にしている 嫁さんは腰の痛みを気にしている 友人は外れた銀歯を気にしている 知人は鼻の違和感を気にしている 隣人は空いた部屋を気にしている イヌは女性の香水を気にしている ネコはタバコの煙を気にしている カラスは動かぬ車を気にしている ハトは首筋の凝りを気にしている スズメは喉... 続きをみる

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  • 性格が悪い

     はい、学生時代によくやりましたです。「クラスの女子の中で誰が一番きれいか?」などというランク付けをね。いつも一番は決まっている。きれいな人の順位なんて整形でもしない限り、そうそう変わらんものですよ。  そのことに気づいたぼくたち男子は、それでは面白くないというので、「女子の中で誰が一番性格が悪い... 続きをみる

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  • 加速スイッチ

    昔からあまり良くなかった歯を 一気に治療したのが二十年前で ほぼすべての歯に手が加えられ 一部は人工の歯に取替えられた。 つまりサイボーグになったのだ。 以来、その歯を点検するために 年一、二回歯医者に通っている。 歯科医はギルモア博士よろしく 設計図とぼくのパーツを見比べ 点検しながら修理してい... 続きをみる

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  • 本場の喜多方ラーメンが食べたい。

    2002年2月16日の日記です。  この4月で今の会社に入って丸10年になる。この会社の面接を受けたのは、10年前の今時期だったと記憶している。 「あれからいろんなことがあったなあ」などと考えていると、ふと喜多方ラーメンが食べたくなった。  10年ほど前に喜多方ラーメンを食べたことがある。  平成... 続きをみる

  • 夜の港

    夜の港は心落ち着く場所だ。 お年寄りの間ではそうなっている。 夜の港は金のかからない場所だ。 恋人たちの中ではそうなっている。 夜の港は涙を捨てる場所だ。 傷心中の人はそうなっている。 夜の港は人が殺される場所だ。 ドラマの中ではそうなっている。 夜の港は闇取引する場所だ。 Vシネマの中ではそうな... 続きをみる

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  • 柱時計

     15分早い柱時計が、コチコチと鳴っている。そして1時間おきに、15分早い時報を告げる。  わざとそういうふうに設定しているのではない。何年かに一度は、ちゃんと時間を合わせているのだが、自然と早くなっていって、いつも15分早くなると落ち着くのだ。  この柱時計の時報には、いくつかの楽曲が使われてい... 続きをみる

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  • 自分が納得できるように

    「無理しなくていいですよ」というのは、 少しの無理を期待されているということ。 よければ全てやってくださいということ。 やらないと人に迷惑がかかるということ。 そんな受け取り方を信じてしているから わたしはいつも無理をしてしまうんです。 みんなそうですよね?普通なんですよね? わたし一人だけ馬鹿を... 続きをみる

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  • 大企業病

    1,  以前うちの母は、シルバー人材センターの仕事をしていた。その時によく 「大企業や公務員出身の人ほど仕事をしない」  と言っていたものだ。  ことあるたびに「私は以前○○で働いていた」と自慢し、ほかの人を見下す態度をとるらしく、その後その人は浮いた存在になり、辞めていくパターンが多いのだそうだ... 続きをみる

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  • ゆっくりと慎重に

    この身体には百数個の疲労があるから 濡れた紙をひとつひとつ剥がすように ゆっくりと慎重にじっくりと焦らずに 取り除いて行かなければならないのだ。 一気に取り除く方法がないことはない。 体内に走るすべての元気を断ち切って 異次元の元気を注入していくやり方だ。 だけど神さまはその考え方とやり方を 人間... 続きをみる

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  • 坊主頭

    ぼくは一度だけ坊主にしたことがある。 中学二年のこの時期だった。その中学、 条件はあったものの長髪自由だったし、 丸刈りが原則の野球部でもなかったし、 悪いことをしたわけでもなかったから、 別に坊主にすることはなかったのだが、 なぜか坊主にしたくなって頭を丸めた。 まわりの評判はいいものではなかっ... 続きをみる

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  • 夕方のにおい

    夕方になると、ぼくは無意識に 石炭の煙のにおいを探している。 昔はどの家も風呂を沸かすのに 石炭を用いていたので、辺りは 石炭の煙のにおいで溢れていた。 おかげでぼくの夕方のにおいが 石炭の煙になってしまったのだ。 風呂が電気やガスになった現在 家のまわりは毎日夕方になると いつも焼肉屋の煙が漂っ... 続きをみる

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  • 気づき

    人より早くそのことを気づいた人が いまだそのことを気づいてない人に そのことを気づかせてやるのが友人で そのことで一生感謝される 人より早くそのことを気づいた人が いまだそのことを気づいてない人に そのことをひけらかすのがエリートで そのことで陰口をたたかれる 人より早くそのことを気づいた人が い... 続きをみる

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  • 実験

    1, 過去の自分にそこはこうしろ という念を集中して送ったら もしかしたら現状が変るかも、 という実験をしているのだが さて少しは変ったのだろうか やたら我が強くなった自分が ここに出来上っているのだが 2, 過去のあの人に自分の存在を 植付ける念を必死に送ったら ある日ある朝目が覚めた時に 彼女... 続きをみる

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  • 春一番

    1,『二月にコロコロ』  二月にコロコロ  風が吹き  一心不乱に  風が吹き  寒さをコロコロ  吹き飛ばし  一応冬は終わります  日本人はこの風を  春一番と呼んでます  春一番と呼んでます  そして明日を歌います  そして笑いが戻ります (2014年2月作) 2,『春一番歌った空に』  暖... 続きをみる

  • きっといい日だ

    赤信号に引っかかる日は きっといい日に違いない 黄色に焦ることもないし 少しは憩う時間もあるし 激しい雨が窓を打つ日は きっといい日に違いない 窓の汚れを拭ってくれる 穢れた街を洗ってくれる 気温より寒く感じる日は きっといい日に違いない 風邪の予防するだろうし 下手な外出避けるだろう 嫌いなあい... 続きをみる

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  • 猫のブルース

    猫にとって人間というのは 迷惑極まりない存在なのである。 だから空腹時以外の飼い猫は 人間に近寄ってこないし いついかなる時も野良猫は 人間には近寄ってこない。 いったん人間に捕まると面倒だ。 のどをなでるし、鼻を押すし 肉球を触るし、腹をさするし 尻尾をつかむし、フラッシュたくし、 すぐに抱き抱... 続きをみる

  • 汚れたタオル

    家族総出でバスに乗って、 家族総出で街に出る。 そういう家庭が多かったから、 休みの日もバスは多かった。 そういう家族が集まるから、 休みの日の街は賑わっていた。 ついでに家族総出で映画に行って。 ついでに家族総出でラーメンを食って。 だから映画館は潤っていた。 だからラーメン屋は味を鍛えた。 家... 続きをみる

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  • あの世の歴史

    高校の頃に、 ぼくは柔道の絞め技で 仮死状態に陥ったことがある。 しばらくあの世にいたのだが、 ほどなく蘇生してこの世に戻り それ以降の歴史を歩んでいる。 最近思うことがある。それはあの時 ぼくは仮死状態になったのではなく 死んだのではないかということだ。 蘇生してこの世に戻ったのだと 疑いもせず... 続きをみる

  • 大宇宙

    毎日毎日この大宇宙のエンジンは快調で ぼくらはいつも振り回されている。 何かというと無理難題をふっかけてきて それをこなせなければ一からやり直しだ。 いったいぼくらに何をさせたいのだろう。 いったいどこに向かわせているのだろう。 ただ一つわかっていることは、それを 信じていれば幸せになるということ... 続きをみる

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  • グリーンピース嫌い

    豆が嫌いだから豆は食べない。 特にグリーンピースがダメで ピースご飯のにおいだけでも 吐き気を催してしまうほどだ。 そういう料理はたのまないか 豆は入れないでと言っておく。 ところがそう言っておいても グリーンピースを乗せてくる へそ曲がりな野郎がいるんだ。 箸をつけまいかと思ったけど 腹が減って... 続きをみる

  • 何かがいるのです

    花が不気味なものに思える時 やたらと水を飲みたくなる時 後ろに違った気配を感じる時 鏡に映る自分を見たくない時 そこに行くと息苦しくなる時 急に場が変わった気がする時 突然バシッという音がする時 あいつの顔に黒い影を見た時 白い物が目の前を横切った時 鴉の鳴き声が妙に耳につく時 腐った焦げたにおい... 続きをみる

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  • 星ヅメ

    何気なく指の爪を見ていたら 何と右左の両方の手の薬指に 白い星が出ているではないか。 幼い頃これを星ヅメと呼んで 幸運が訪れると喜んだものだ。 そこで、どんな幸運がぼくに 訪れるというのだろうか、と 調べてみたら何と「恋愛運が 上昇しますよ」と書いてある。 恋愛、一体誰とするのだろう。 もし恋愛運... 続きをみる

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  • 貧乏の記憶

    四十数年前、午後九時半に仕事を終え 午後十時に門前仲町でトラックを降り、 地下鉄東西線に乗るために走っていた。 その繰り返しをぼくは毎晩やっていた。 コンビニがまだ身近かでなかった時代 寄道などせず一目散に家に帰っていた。 家では必死にギターと格闘していたな。 そんな思い出しか残ってないんだけど ... 続きをみる

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  • サル社会

    気づいてみると世の中は 遺伝子どおりのサル社会 とやかく言っても現実は サル知恵同士の騙し合い うまれた時から何らかの ボスになろうとサル芝居 友だちごっこで油断させ 奪い合いするサルカニ戦 勝者は敗者にぞんざいで 自由をうばうサルグツワ 敗者に居場所を与えずに 見せしめのためサル回し 敗者は屈辱... 続きをみる

  • 星のきれいな季節

    四月頃の装いで 家の近くをぶらついていたのだが あまり寒いとは感じなかった。 今後ひと月ふた月の間に こういう暖かい日がやってきて またしても寒い日がやってきて そうこうやっているうちに 節句が過ぎて、彼岸も過ぎて 桜の花が咲き乱れて春本番。 俗に言う「いい季節」となるわけだ。 とはいえ、ぼくは今... 続きをみる

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  • 布団の中の幸せ

    最近、布団の中に入ると 幸せな気持ちになれるのです。 その状態のまま眠りに就き 起きてからもしばらくそれが 続いているのでありまして けっこう機嫌のいい状態で 朝を過ごしているのであります。 寝る時といえば、以前は 頭の中に次々と蘇る その日起きた出来事に いちいち対応していたせいで 心が疲れ果て... 続きをみる

  • この町

    あの日は雨が降っていた。 字足らずのスーツを着て 字余りのコートを羽織って ぼくはこの町を出たんだ。 この町の何もかもが古く思え 見知らぬ新しい町を求めて ぼくはあの日旅立ったんだ。 数年してぼくはわかった。 町に新しいも古いもないってね。 決して古くなかったんだ。 ただ自分の中にあるこの町が 古... 続きをみる

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  • この時期ビールじゃ酔えませぬ

    この時期ビールじゃ酔えませぬ。 寒さが増せば冷や酒でも酔えませぬ。 チューハイだって却下です。 水割りだって酔えませぬ。 オンザロックも酔えませぬ。 こんなに寒い夜は熱めの燗が最高です。 濃いめのお湯割りが最高です。 熱いおでんでのごまかしも認めます。 とにもかくにもこの時期は 体を冷やさないこと... 続きをみる

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  • いちたすいち

    「いちたすいち」を数式として捉えずに 「いちたすいち」を言葉として捉えてみよう。 「いちたすいち」に構うことをしていると 「いちたすいち」になり果てるだろうから 「いちたすいち」には構うことをしないで 「いちたすいち」はあっさり忘れてしまおう。 「いちたすいち」をあっさり忘れてしまうと 「いちたす... 続きをみる

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  • やるべきこと

    きついからやりたくないとか どうも気が乗らん仕事だとか こういう仕事は苦手なもんでとか いろいろ事情はあるでしょうが とりあえずそれをやってしまう。 すると次にやるべきことが 目の前に転がってくる。 またしても、きついだとか 気が乗らんだとか言いながらも、 それを済ませてみる。 あらら、またしても... 続きをみる

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  • 幸せ症候群

    人生は何が幸いするかわからない。 どこに幸せが転がっているかわからない。 寝坊したことで事故から免れることもあるし 拾った宝くじが大当たりすることだってある。 そういうわけだから 昨日タクシー代を五百円ばかり払いすぎたことや 今日股間を打ちつけて死ぬ思いをしたことだって 実は明日の幸せに繋がるかも... 続きをみる

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  • 続トイレのお話

     高校を卒業してから、ぼくはしばらく予備校に通っていたのだが、そこのトイレも色別画表記で男女の区別をしていただけで、文字での表記はされてなかった。しかもそのパネルがやけに小さかった。  ぼくたちのような常駐派は慣れていたのでそれでもよかったのだが、外部からきた人間にはわかりづらいものだったに違いな... 続きをみる

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  • 六十年前の地図

    六十年前の地図を見ると そのあたりは社会科で習った 田んぼや畑の記号でいっぱいだ。 現在国道が走っているところは 道すらも存在しない。 現在ファミレスのあるあの場所は なんと果樹園になっている。 さて、その当時も小学校は 現在の場所に存在している。 一学年に数クラスあったはずだが 当時その生徒たち... 続きをみる

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  • トイレのお話

     最近ショッピングセンターなどのトイレに行くと、『男子トイレ』『女子トイレ』などという文字で表記したところが少いように感じる。いや、ほとんど見なくなっていると言ってもいい。  代わりに色の違う人の画が貼ってあるだけだ。だいたい男子が黒や青といった寒色系で、女子が赤やピンクといった暖色系で色分けして... 続きをみる

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  • 素朴な痛みの疑問

    女子が子供を産む時と 男子が股間を打つ時と いったいどちらが痛いんだろう。 おそらくそれは人類が持つ、永遠に わからない疑問の一つかもしれない。 たとえば前世女子であって その記憶をすべて持ったまま 今世男子に生まれたとしたら それはわかるだろう。が、さて そういう人がいるのだろうか。 今の科学は... 続きをみる

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  • 夢の中の住み家

    四方を和ダンスに囲まれた 六畳ばかりの窮屈な部屋に 花柄の布団が三つ敷かれている。 ちょうど西側に当たる所かな タンスとタンスのちょっとした隙間に 黒い仏壇が置いてあるのだが そのせいで部屋は少し線香臭い。 ふすま一つ隔てた隣の部屋は 台所と続きになっている和室だ。 古いやぐらこたつが置いてあり、... 続きをみる

  • 取引先のノラ猫

    取引先の駐車場に 数匹の猫がいる。 フサフサとした 気持ちよさそうな 毛並みをしているのだが、 そこはノラなので かなりすすけている。 その汚れ方からすると、 体に棲みついている のみやダニの数は半端ではなく、 かなり痒い、痒い痒い人生を 彼らは過ごしているに違いない。 さて、そのノラたち、 別に... 続きをみる

  • たった雨が降っているだけで

    雨が降れば車が道に溢れだし 帰る時間が少しだけ遅くなる。 たったそれだけの話で いつもの帰宅風景と 何ら変わりはないのです。 たった雨が降ってるだけで 特別なことなんてないのです。 そこに無理矢理『嫌』を 見出だそうとするものだから だんだん笑顔が減ってきて 代わりにイライラが募ってきて ドンドン... 続きをみる

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  • おぐしがきれいですね

    先日、家の近くの神社に行った時、 とあるご婦人から言われたのです。 「あなた、おぐしがきれいですね」 「えっこんな真っ白なのにですか」 「いえその真っ白がいいんですよ」 「それは、ありがとうございます」 「一本一本を大事に扱いなさいよ」 時々白髪がきれいだと褒められる。 だけどぼくはあまり嬉しくは... 続きをみる

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  • その後の世界

    いずれ人類滅亡の日がくるのだという。 その後その日を戒めとした世界が この世に現れるのだという話になっているが さて滅亡して誰もいなくなったはずの 地球のいったいどこに、その戒めを実現する 遺伝子が残っているというのだろう。 もしそれが新たな遺伝子だとしたら 彼らはどこからやって来るのだろう。 さ... 続きをみる

  • 山賊の歌

    何日か前の話だが夜九時頃 近郊の峠を車で通った時に 突然すべての明かりが消え 何者かが襲ってくるような 殺気だった気配がしてきた。 峠といっても片道二車線の 見晴らしのいい直線道路で 昼夜を問わず交通量は多い。 何度も通っている道だけど 殺気を感じたのは初めてだ。 そういえば小学校の遠足で ある峠... 続きをみる

  • 笠谷選手とSLと

     1972年2月11日、札幌オリンピックでスキー90m級ジャンプ競技が行われていた。その5日前に、あの「笠谷、金野、青地」が70m級ジャンプで金銀銅を独占したのだ。当然90m級も、笠谷に金の期待がかかる。1回目は成功ジャンプだった。しかし、2回目のジャンプで風による失速。結局メダルには至らなかった... 続きをみる

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  • 夕方風景

    コーラの赤トラックが前にいる。 黄色の軽トラックが後ろにいる。 軽トラの後ろにいるのは緑の車。 対向車線に短い短いトレーラー。 トレーラーの後ろには民商の車。 その後ろに砂利トラ。佐川の軽。 白いプリウス。黄色のシエンタ。 ダンプ。黒塗り。クラクション。 渋滞また渋滞。車の列。列。列。 時折学校の... 続きをみる