夢のいたずら

若い頃に描いた夢が、このブログに連れてきてくれました。人生まだまだこれからです。詩とエッセイを中心に書いています。

ブルースのブログ記事

ブルース(ムラゴンブログ全体)
  • ♪レジャーモービルの女

    「レジャーモービルの女」 というタイトルの歌がある。 もう三十年以上も前の歌だ。 自分で作った歌なのだが 最近その歌にはまっている。 車に乗っている時は いつもその歌を聴いている。 ブログの更新時にも聴いている。 お風呂で鼻歌も歌っている。 別に古い思い出に浸っているわけではない。 純粋に音楽を楽... 続きをみる

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  • 春十五度

    春十五度。昨夜着ていた ぶ厚く重い上着を脱いで 軽めのパーカーを羽織る 心も体も浮かれる十五度 春十五度。お酒でいうと 日本酒くらいの度数かな ほろ酔い気分で街を歩く ふらつきながらの十五度 春十五度。これが坂道の 上り傾斜の度数であれば かなりきついし汗ばむし 疲労度数が一気に十五度 春十五度。... 続きをみる

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  • ササクレ

    ゆびの先がささくれているのです。 気がつけばささくれているのです。 放っておくと何かに引っかかって ササクレがささくれていくのです。 ササクレがささくれると痛みます。 ヒリヒリヒリと訴えてくるのです。 ササクレは小さなキズなんだけど ヒリヒリヒリと訴えてくるのです。 ときには血が出たりもするのです... 続きをみる

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  • コーヒータイム

    誕生は前世の終わり 死去は来世の始まり 子供は捻くれた大人 大人は武装した子供 青春は人生の汚染期 老いは人生の異臭期 白髪は頭髪の進化形 ハゲは人類の進化形 恋人の会話は緑茶色 愛人の吐息は紅茶色 親子の生活は薄茶色 夫婦の空気は焦茶色 一生は未来の記憶を 散りばめた一本の道 人生は未来の記憶を... 続きをみる

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  • 朝の吟遊詩人たち

    始発バスも来ない時間から、 窓の外にある公園に、ぞろぞろ 吟遊詩人たちが集まってくる。 彼らは大声を張り上げながら、 その存在を主張する。 疲れ果てた人の耳には、 季節と自然に調和した 心地よい音楽に聞こえるも、 這い出たばかりの虫たちには、 死神の雄叫びに聞こえている。 彼らの歌に興奮したのか、... 続きをみる

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  • 思っているほど

    思っているほど男は強くない 思っているほど女は弱くない 思っているほど過去は近くない 思っているほど未来は遠くない 思っているほど一日は短くない 思っているほど一年は長くない 思っているほど動物は馬鹿じゃない 思っているほど人間はかしこくない 思っているほど休みは楽じゃない 思っているほど仕事はき... 続きをみる

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  • 遠くでカンコン

    遠くでカンコン、 踏切警報機が鳴っている。 いつの頃からだろうか、 夜中の警報機は、 犬の遠吠えのように むなしいものになった。 むかしはカンコンに旅情を誘われ、 いつも夜汽車の中にいる自分を 想像していたものだった。 ところが、 この時代は夜汽車がない。 味気のない新幹線が 企業人の時間帯に合わ... 続きをみる

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  • 未来

    もしかしたらぼくたち人間は この一生を知りつくした上で 生れてきたのかもしれないね。 たまに先のことがわかったり 見えたりするのはそのせいで たまにそれを思い出すからだ。 未来全てを思い出せないのは 先のことはわからないという 先入観からくるものだろうね。 もし未来を知ってしまったら 人生が楽しめ... 続きをみる

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  • 眼下の自分

    何をいったいしょぼくれているんだろう。 とくにこれといった事件はなかったのに。 心浮かないというか、楽しめないというか。 けっこう面白くない一日なんですよ。 とはいうものの本来の自分はそんな 眼下の自分を観て楽しんでいるのですけどね。 『ねえ、いったい何を悩んでいるんですか?』 眼下の自分にちょっ... 続きをみる

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