2023年9月のブログ記事
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「ああ、仕事が見つからん」 十七年前、勤めていた会社を辞めてから、ぼくはけっこう長い時間、個人でいろいろなことをやっていたのだが、それがにっちもさっちもいかなくなり、しかたなく就職を探している頃のことだ。 すでに五十才を超えていたために、そうそう仕事は見つからない。資格を活かそうと、その方面の... 続きをみる
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「はー」とため息をつくと、「幸せが逃げるよ」とよく言われる。 一理あるが、さて、その幸せはどこに逃げるんだろうか?そしてその幸せを取り戻す方法はあるんだろうか? 幸せとはその人の心の持ちようだという。 「貧乏であっても幸せと思っている人は幸せだし、金持ちであっても不幸せと思っている人は不幸せだ... 続きをみる
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三十年ほど前の話だ。 ぼくの部署にいた女性の派遣社員が、仕事の合間に般若心経の本を読んでいた。 「般若心経なんか読んで、どうかしたと?」とぼくが聞くと、その女性は 「今、必死で覚えてるんですよ」と言う。 「何でまた般若心経なんか覚えるんね?」 「般若心経を唱えると、願い事が叶うと聞いたもんです... 続きをみる
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1, 昨日、まったく知らない人から、「おーっ!こんにちは」と言われた。ぼくは『えっ、誰だ?どこで会ったんだろう?』と思いながらも、「こんにちはー」と一応頭を下げた。 するとその人が「今日は何事ですか?」などと声をかけてきた。「はあ・・・?」と言いかけた時、後ろのほうから「いやー、今日は休みで買... 続きをみる
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13, それ以来、ぼくは鬱状態になることはなかった。おそらく、これからもそういう状態にはなることはないだろう。それは、延命十句観音経のおかげで、深く悩みに囚われたり、縛られたりすることがなくなったからだ。 以来ぼくは、悩みを持った時にこの経を唱えることにした。すると、同じように霊験は現れる。例... 続きをみる
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10, しかし、それで治ったわけではなかった。その夕方にはまた鬱状態が訪れた。翌日もそういう状況だった。それからしばらく平穏が訪れ、また鬱状態が訪れるという、一進一退の状況が続いた。 それでも諦めずに、ぼくは延命十句観音経を唱え続けた。すると、およそ2週間ほど経ったある日、二度目の霊験が訪れた... 続きをみる
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夜の竿は、星を刺し さてここいらで泣きましょか 暗い街に、影を刺し つゆなかけるな、深い雨 裸電球、雨に濡れ 過ぎし光を、追いまする しだれ柳、風に揺れ 落ち葉ひらひら、終列車 うっすら三日月、闇に浮かびます 弱った体が、街の陰ります 犬の遠吠え、闇に響きます 疲れた声が、街に狂います 夜... 続きをみる
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7, その本には、この短いお経を唱えて起きた奇跡の実例が書いてあった。 しかし、奇跡とはいうものの、何も突飛なことばかり書いているわけではない。精神的な病から救われたとか、ものの見方が変わって幸福を得たような話も書いてある。いや、どちらかというと、眉唾物の話より、そちらの方に重点が置かれている... 続きをみる
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4, そういう状態が2ヶ月ほど続いたある日、ようやく打開のきっかけをつかんだ。 たまたま寄った本屋で、ある新刊の本を手に取った時だった。ふと手が滑ってしまい、その本を落としてしまった。慌てて本を拾い上げると、あるページに折れ目が入っているのが見えた。 「まずいな」と思いながら、そのページを開い... 続きをみる
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1, ぼくは二つのお経を唱えることが出来る。一つが“般若心経”で、もう一つが“延命十句観音経”というお経だ。 ぼくがこれらのお経を覚えたのは、昭和61年だった。 20代後半のこの年に、ぼくは精神的に病んでいたことがある。あることに悩みを持ってしまい、それから抜けられなくなった。それが極まって... 続きをみる
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ぼくはマンションの6階に住んでいる。エレベーター待ちのイライラという欠点さえ目をつぶれば、あとは長所だらけだ。 長所を上げれば切りがないが、何よりもいいのが、この季節である。昼でも夜でも、思いっきり窓を全開できるのだ。ぼくと嫁さんはエアコンがダメである。とはいうものの、暑すぎるのも耐えられない... 続きをみる
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