夢のいたずら

若い頃に描いた夢が、このブログに連れてきてくれました。人生まだまだこれからです。詩とエッセイを中心に書いています。

2023年11月のブログ記事

  • デジャヴか?

     三十年以上前のこと。神奈川県の逗子に行ったことがある。横須賀の叔父が亡くなった時がその時で、荼毘に付すためにそこに行ったのだ。  逗子、かつて電車で鎌倉に行った時に素通りしたことはあるのだが、降りたことはない。ということで、ぼくにとっては始めて行く町だった。  さて、荼毘に付した後、宴会が行われ... 続きをみる

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  • 疲れ

    昨日に疲れている自分がいる。 昨日のあの腐れた場面が、 今日もなお居座っている。 その疲れを取ろうとして 意識して体を動かしたり、 ギャグマンガを読んだり、 般若心経を唱えたりしている。

  • 猫にふられる理由

    猫は本能で生きている動物だから 自分の行動に理屈をつけることをしない。 行動に理屈をつけることをしないから のんびりと人生を考えることもない。 人生を考えることがないということは 裏返せばそんな暇はないということになる。 つまり猫はその時その時の行動に 人生のすべてを賭けているわけで だから今日は... 続きをみる

  • したたかなインコ

     小学校二年生の頃、ぼくの家にはデブという名のメスのインコがいた。親戚からもらった鳥だった。  当初はつがいで飼っていた。二羽は仲がよさそうに見えたのだが、実はそこには愛情なんかなく、体が大きく意地の悪いデブが相方を支配していた。そのうち、デブは餌を独占するようになった。  ある朝起きると鳥かごの... 続きをみる

  • いい具合の図

    スーパーの入口横にある男子トイレ、 六台の小便器のうち五台が使用中だ。 坊主の子供、黒髪の学生、一つ空き、 茶髪の青年、白髪の中年、禿げ老人、 入口側から年齢の順番に並んでいる。 もし空いている所にぼくが入ったら、 このいい具合の図がくずれてしまう。 誰かが抜けるまで待っていようかな。

  • 白髪ジジイ

     若い頃から心の重しになっていたのが白髪頭で、鏡を見るのも嫌だった。最初の頃こそ切ったり抜いたりしていたが、だんだんそれでは追いつかなくなった。  そこで健康雑誌を読みあさり、シャンプーを変えてみたり、アロエを頭皮に塗ってみたり、粗塩で髪を洗ってみたり、きなこドリンクを飲んてみたりと、そこに書いて... 続きをみる

  • 傘をさすのが苦手なもんで

    傘をさすのが苦手なもんで、 なるべく傘はささないことにしている。 そのせいで雨に濡れることもあるのだが、 さほど気にはならない。 昔からこんな調子だった。 傘をさす苦労に比べると楽なもんだと、 びしょ濡れで学校に行ったこともある。 もちろんクラス中の笑い者になったが、 それでも傘をさすよりはいいと... 続きをみる

  • 矛盾

     ぼくはどちらかというと、物事をコツコツとやることが好きだ。昔会社でよくDMの封入作業をやっていたのだが、その際、多くの人たちは、そこに入れるチラシを、要領よく十枚ほどまとめて折り畳んでいた。だけどぼくら一部の人間は、それを好まなかった。それをやってしまうと、仕事に気持ちがこもらないように思えたの... 続きをみる

  • 怖い話

    スーパーに来るたびに思う。 周りの状況を把握しないで、 気分の赴くまま好き勝手に カートを押して歩いている。 通路の真中を歩いていたり、 脇見しながら歩いていたり、 前触れなく立ち止まったり、 通路にカートを置き去りで 必死に試食をしていたり・・。 日頃こんな人たちと一緒に 車道を走っているんです... 続きをみる

  • 立ち仕事

    1,  ぼくは22歳に社会に出てから66歳になった今まで、ずっと立ち仕事をやっている。  若い頃は疲れたら休憩していた。ところが、最近は座ることもせず、ずっと立っている。そのため体力をかなり使う。前に休みの日には歩きに行っているのだが、実は休みの日よりも仕事の日の方が多く歩いている。  しかし、時... 続きをみる

  • 山が高いのは

    山が高いのは 頂が視線より上にあるからだ 花が美しいのは そこに見る人がいるからだ 冬が辛いのは 暖かい部屋があるからだ 春を喜ぶのは 冬を耐えてきたからだ 晴れの日を喜ぶのは 濡れなくてすむからだ 雨の日に妥協するのは 日焼けしないですむからだ 夢が楽しいのは 楽しくない現実があるからだ 明日が... 続きをみる

  • ご近所様の声

     以前近所にあった居酒屋は、いつもお客の入りが悪かった。まったくお客のいない日もあり、そういう時は決まって大将が、三軒先の焼き鳥屋の前まで行き、腕を組んで窓の外から店の中を覗いていた。そして時々「チッ」と舌打ちする。おそらくその焼き鳥屋に、お客を取られたとでも思っていたのだろう。  だけど、ぼくた... 続きをみる

  • ゆっくりと慎重に

    この身体には百数個の疲労があるから 濡れた紙をひとつひとつ剥がすように ゆっくりと慎重にじっくりと焦らずに 取り除いて行かなければならないのだ。 一気に取り除く方法がないことはない。 体内に走るすべての元気を断ち切って 異次元の元気を注入していくやり方だ。 だけど神さまはその考え方とやり方を 人間... 続きをみる

  • 伏線

     何気なくやっていることが、次に起こることの伏線になっていることがある。  以前車を運転している時に、ふと 「そういえばこの場合、ミッション車だったらこうするんだったな」  と考えながら運転していた。すると程なく車が故障して、修理に出すことになったのだが、やってきた代車はミッション車だった。それも... 続きをみる

  • ココロの天気予報

    明日午後から渋滞温度が高くなるので 中高年の方はイライラが募るでしょう。 キモチがやすらぐ飲み物を飲むだとか ココロが落着く音楽を聞くだとかして 渋滞には触れないように致しましょう。 とくに高血圧の方はご注意くださいね。 以上極楽放送ココロの天気予報でした。

  • 失敗

     むかしからコミックを買う時に同じような失敗をしている。たとえば、小学生の頃に読んでいた『サイボーク009』は6巻が二冊。中学の頃に読んでいた『あしたのジョー』は7巻が二冊、『男一匹ガキ大将』は10巻が二冊ある。東京時代に読んでいた『マカロニほうれん荘』は4巻が二冊。社会に出てからは、『柔道部物語... 続きをみる

  • 主人公

    周りにこんな人がいて 時にそんな人が出現し、 それが私なる主人公と 微妙に複雑に絡み合い、 こんなことになったり あんなふうになったり。 私はいつも自分で描く ドラマの中の主人公で、 仕事場で演じてみたり、 飲み屋で演じてみたり、 いい人をやってみたり、 悪い人をやってみたり、 悲劇に泣いてみせた... 続きをみる

  • おはようございます。

     おはようございます。  ここ数ヵ月、早起きが習慣になっています。以前は夜が明けてから起きていたのですが、最近は夜明け前に目が覚めてしまう。  早起きしだした当初の話。 「もう起きると?」  寝床の中にいる嫁さんから言われました。 「うん。もう眠れん」 「こんなに早く?」 「うん」 「それだけ歳を... 続きをみる

  • 弾ける

    いい歳になったことだし、もうそろそろ 弾けていいんじゃないかと思っています。 何も怖れなかった中一頃の心を呼び戻し、 もう五十年以上も手枷足枷になっている 自分の描いてきた自己満足な大人を捨て、 思いきって弾けて行くことにいたします。

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  • 寝不足とラジオと(東京時代以降編)

     東京に出た目的の一つが、ラジオだった。東京でAM放送を聴くのが昔からの憧れだったのだ。ラジオに専念するために、ぼくは下宿にテレビを持込まなかった。  東京で何を聴いたのかというと、TBSラジオで当時やっていた『マカロニほうれん荘』など一連のラジオ劇画や、文化放送の『セイヤング』だ。  特に『セイ... 続きをみる

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  • お惣菜

    スーパーで売っているお惣菜が すぐになくなってしまうのは、 決してそれが「うまい!」 という理由ではなくて、 値段がそこそこ安いからだ。 実はそこに並べてあるような お手軽で脂っこい食べ物くらい、 ちょっとばかり料理を かじったことのある人なら 誰でも作ることは出来るのだ。 だってそうでしょう、 ... 続きをみる

  • 文系人間

     小学・中学・高校と、ぼくは理科という教科が苦手だった。生物・化学・地学・物理、どれを取ってもぼくは駄目で、とくに生物にいたっては、高校時代に再試と追試の二つの試験を同時に受けたほどの腕前だ。  いまだに化学式がわからない。地学は習ってないのでわからない。ま、物理だけは何とか理解できたが、理科の括... 続きをみる

  • 赤いエプロン

    『赤いエプロン』  就職をした頃のこと  職場の掃除をやっていると、  後ろから「すいません」という  小さな声が聞こえた。  振り向くとそこにいたのは、  初めて見る同期の女性。  その時突然ぼくの目に、  浮かんだ一つの光景…   赤いエプロンを着けて、   台所の向こう側で、   笑顔でうな... 続きをみる

  • 赤い糸の話

     嫁さんと恋愛関係にあった頃、ぼくたちは何度か別れたことがある。『二度とこんな奴と付き合うものか』と思いながら、ぼくは嫁さんとの距離を置いたのだった。だけど、それで終わることはなかった。何度別れても、ぼくたちはよりを戻し、最終的に結婚まで至ったのだった。  運命の赤い糸なるものがあるらしいが、おそ... 続きをみる

  • 昔の恋人にあったりすると

    昔の恋人にあったりすると、 うれしいんだけど複雑だ。 なぜか素直に喜べないのは、 古き恋への恥じらいか。 古き自分への後悔か。 充分すぎるくらい冷静に 振る舞おうとする自分の姿が 滑稽すぎてたまらない。 なぜに体裁つけているのか。 どんな自分で接したいのか。 無意識な自分がわからない。 「時間よ止... 続きをみる

  • 多生の縁

     一日に何十人いや何百人の人とすれ違っている。そのほとんどが赤の他人で、おそらくは初めて見る人たちだ。だから心に引っかかりもなく、スラスラと流れて行くのだ。時には意味ありげにこちらを見ている人もいるが、だいたいが人違いのようで、近くまできて気がつき、通り過ぎる時にはすでに知らん顔をしている。  そ... 続きをみる

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  • 晴れ時々笑う

    晴れ時々笑う 夢に向かって笑う 希望を抱えて笑う 晴れ時々笑う 曇り時々笑う くじけそうな時笑う 泣き出しそうな時笑う 曇り時々笑う 雨時々笑う 傘を持たずに笑う 背中を濡らして笑う 雨時々笑う 眠たい朝に笑う 気だるい昼に笑う 寂しい夜に笑う その時折時々笑う

  • 節目の写真

    1,  昨日の写真の続きだが、ぼくは人生節目の写真を撮ってない。七五三は昨日書いたとおりだ。その後、学校の入学や卒業の写真(集合写真や卒業アルバムは除く)は撮ってないし、成人の写真もない。 2,  成人の日のこと、ぼくは市の成人式には向かわず、ご祝儀をもらうために親戚周りをしていた。  伯母の家に... 続きをみる

  • 赤信号

    赤信号ばかりに引っかかる タイミングの合わない朝は、 何をしても流れがよくない そんな一日の前兆なのです。 そんな日はあわてないこと、 無理しないことです。もし そんな朝に当ったら今日は 微妙なタイミングのズレを 楽しむ一日なんだと割切り、 あわてずに無理をしないで 自虐ネタでも探しましょう。 い... 続きをみる

  • 七五三の写真

     昨日、嫁さんが聞いてきた。 「しんちゃん、七五三の写真ある?」 「ないよ」 「え、お宮参りとかしてないと?」 「いや、お参りは黒崎の岡田宮でやったんだけど、写真はない」 「どうして?」  母親の話では、ぼくは幼い頃、写真を撮られるのが嫌いだったという。とにかくカメラを向けると泣き出したり、逃げ出... 続きをみる

  • ふわありふわり

    なんだかとっても落ち着いて なんでもかんでもやれそうで 後ろを向かずに行けそうで ほんとにいいことありそうで どこへそこへと飛び出して 陰気な影をも拭い去り  ふわありふわり どこへ行こう  ふわありふわり なにをしよう ぼくの影は短くて 石っころにつまずいて 小春日和のお昼時 不思議な風を追いま... 続きをみる

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  • 寝不足とラジオと(中高時代編)

    1,  ここ数日、早く寝ている。最近は夜中に見たいテレビ番組も減ってきたし、見たい番組があっても録画して後で見ればいいから、とにかく疲れを癒やそうと、早い時間に布団に潜り込んでいるわけだ。  おかげで寝起きはいいし、体調もいいようだ。この調子でいけば、長年の寝不足疲れが取れるかもしれない。そうなる... 続きをみる

  • ノルウェーの森

    クルマのエンジンをかけると スピーカーからビートルズの ラバー・ソウルが流れてきた。 ビートルズのアルバムの中で 一番好きなのはと聞かれたら ぼくはこのアルバムだと言う。 特に深い思い出はないのだが ただなんとなく心地いいのだ。 軽快なベースの一曲目のあと ノルウェーの森がはじまると ぼくは得意げ... 続きをみる

  • ぼくとあの人

    ぼくとあの人はある時期 相思相愛だったんだけど おたがいに意識しすぎて 構えすぎて、考えすぎて 縁のない人になりました ぼくとあの人はある時期 相思相愛だったんだけど それを知らずにきたので 片想いという認識を基に 今の人生は作られました ぼくとあの人はある時期 相思相愛だったんだけど 一体そうい... 続きをみる

  • 一歩一歩

    過去は今日の基礎編で 今日は過去の応用編だ。 だから今日の中にある問題は 過去の中に答が隠れている。 人生はこうやって繋がっている。 今日は未来の基礎編で 未来は今日の応用編だ。 だから未来の中にある課題は 今日の中に鍵が隠れている。 人生はこうやって続いていく。

  • 生きている

    神の前で宗教を必要とする ヒトが体を曲げ祈っている。 その横で宗教を不要とする ネコが体を曲げ毛繕いする。 おたがい懸命に生きている。 ヒトは安らぎを得るために 必死に神や仏を求めている。 ネコは安らぎを得るために 必死に肉や魚を求めている。 おたがい懸命に生きている。

  • あとひと手間を加えてみたら

    あとひと手間を加えてみたら すべてがうまくいくはずのに ひと手間を加えるのが面倒で なかなかそれをやらないんだ その事だって、あの事だって みなあとひと手間だったんだ きっとうまくいっていたんだ ひと手間足りない結果が今だ

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  • 戦争の夢

    ここちよい夢を見ている時 なんともドデカい爆発音が ここちよい夢に放り込まれ 戦争の夢になり目が覚めた 前の道路を数台のバイクが 爆音上げながら走っている。 サッサと行けばいいものを わざとゆっくり走っている。 夜中にバイクや車で暴走し 人の安眠を妨げる者に対し、 石等で攻撃を加えてもよい」 とい... 続きをみる

  • 夕方の景色

    街の景色が電球色に染まっていく 白い雲も遠くの山も川沿いの柳も 学校も鳥居も商店街も駅も電車も 原付バイクも家路に急ぐ人たちも 所狭しと止っている電線の椋鳥も 空を舞う鳩の群れも鴉も犬も猫も 何もかもが電球色に染まっていく

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  • おかえり

    午後十時半のエントランス。 夜露で曇ったガラスの扉に どこかの子供が指で描いた ドラえもんの間抜けな顔が 「おかえり」と出むかえる。 疲れたぼくは何も考えずに 「ただいま」と返している。

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  • 産業道路にて

    前方にヘリウムガスを積んだ タンクローリーが走っている。 それを見て思ったことがある。 もしもうしろの車が追突して タンクの部分に穴が開いたら、 事故処理をする人たちは全員 例の変な声になるのだろうか。

  • 猫を見て思う

              実はね、 この世の中にいる猫の多くは、 人間の生まれ変わりなんだよ。 前世に誰にへつらうでもなく 気ままに生きている猫を見て、 羨む人の願いを神様が聞入れ、 現世に猫としての生を与えた。          だからね、 猫が素知らぬ顔をしていても、 決して侮ってはならないんだ。 ... 続きをみる

  • 成長

    白髪とか禿の人を見ては その人が老化していると 決めつける人がいる。が 白髪や禿は成長であって 決して老化とは言わない 老化というのはカラダの 成長を老化と決めつける 固執した心のことをいう

  • サクランボとキス

    サクランボの茎を口で結べる人は キスがうまいんだと友人から聞き、 喫茶店に行っては、好きでもない クリームソーダを何杯もお代りし 必死に練習をしていたことがある。 そのせいで舌や顎などを痛めたり 色んな苦労をしたのだが、何とか 結べるようになった。ただそれで キスがうまくなったのかどうかは 判らな... 続きをみる

  • バナナランド

    ぼくは毎日、弁当と一緒に バナナを持っていっている。 休日にスーパーに行っては 数本買い込み、その保存を それほど日の射し込まない 北寄りの部屋でやっている。 さて、毎日バナナを弁当と 一緒に持っていっているが 週のうち何日かは忙しくて 昼食をとれないことがある。 そんな日は手をつけないで そのま... 続きをみる

  • 酒の肴

    二、三十代の頃は 他人のその後が気にかかり 誰がどこに勤めている 誰と誰と誰が結婚した 誰がどこに住んでいる という話題を肴に おいしい酒を飲んでいた。 四、五十代の頃も 他人のその後が気にかかり 誰が出世している 誰の子がいい大学に入った 誰が離婚した という話題を肴に ホロ苦い酒を飲んでいた。... 続きをみる

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  • おとこの頭痛

    おとこの頭痛、 おんなの腹痛、 こどもの歯痛、 おかまの心痛。 疲労困憊、 肩こり腰痛、 あいつが痛い、 ビタミン剤。 花見て一杯、 月見て一杯、 悩みが一杯、 眠れんバイ。 茶柱立って、 フラグが立って 浮き足だって、 現実見えない。 相づち打てない、 寝返り打てない、 妙手が打てない、 根回し... 続きをみる

  • クラクション

    車を運転していて怖いのは、 夜の歩行者の飛び出しだ。 子供や年寄りが飛び出すのではない。 ウォーキングに励む中年男女だ。 自分のペースを乱されるのが嫌なのか、 青になるのを待とうとしない。 これなら違反にならないと、 横断歩道の手前を歩く輩もいる。 いくら歩行者が悪くても、 撥ねたら運転者の責任だ... 続きをみる

  • 立小便

    道ばたで立小便なんぞをしておれば いまの世の中だと確実に通報されて 警察にしょっ引かれていくだろうな。 むかしは軽犯罪ですんでいた行為も いまはいろいろ尾ひれを付けられて 聞いたことのない罪名を付けられて 世間にその名前と顔とをさらされて 人生最大の辱めを受けることになる。 だから我慢ができなかっ... 続きをみる

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  • 街の食堂で

    街の食堂でラーメンを食っていると 三人連れのおばさんが入ってきた。 「えっ?!えっ?!えっ?!」 におうんですよ。におうんですよ。 くさいんですよ。くさいんですよ。 何がって?香水ですよ、香水。 あのにおいのきついヤツ。 いるんですよ、いるんですよ。相変わらず。 場違いなにおいを連れてくる 気取り... 続きをみる

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