夢のいたずら

若い頃に描いた夢が、このブログに連れてきてくれました。人生まだまだこれからです。詩とエッセイを中心に書いています。

♪卒業

卒業



雪は残り花は遅れていた
しかし彼らは知り尽くしていた
一つの旅が終わったことを


みんなどこでもいいから吹き飛びたいと言った
というのも彼らの行くところはなかったから
一つの旅が終わった時に


 薄暗い空から雨も降り始めていた
 でもちょっと見回すと晴れ間も見えていた


誰かが死んでもいいと言った
でももう死ぬところもないだろう
一つの旅が終わっているから


何か一つ元気が欠けた
大人たちは喜んだ
一つの旅が終わっていた


 薄暗い空から雨も降り始めていた
 でもちょっと見回すと晴れ間も見えていた


雪は残り花は遅れていた
しかし彼らは知り尽くしていた
一つの旅が終わったことを

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