夢のいたずら

若い頃に描いた夢が、このブログに連れてきてくれました。人生まだまだこれからです。詩とエッセイを中心に書いています。

眼下の自分

何をいったいしょぼくれているんだろう。

とくにこれといった事件はなかったのに。

心浮かないというか、楽しめないというか。

けっこう面白くない一日なんですよ。


とはいうものの本来の自分はそんな

眼下の自分を観て楽しんでいるのですけどね。

『ねえ、いったい何を悩んでいるんですか?』

眼下の自分にちょっとそれを聞いてみる。

でも、なかなか答が返ってこないんですよ。

だって実体のない事象に実体のない心が

とらわれているだけのことですからね。


『おーい、私の声が聞えていますか?』

『ちゃんと空が見えているんでしょう?』

『それで充分じゃないですか?』

『ずっとそこを捉えておいて下さい』

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