夢のいたずら

若い頃に描いた夢が、このブログに連れてきてくれました。人生まだまだこれからです。詩とエッセイを中心に書いています。

眠たい話

 若い頃は早く起きるのが嫌だった。睡眠を削られることで、損したような気がしていたのだ。それが重なって、いつの間にか朝が弱いと思っている自分が出来上がった。


 そのせいで休みの日には、一日中寝ていることもしばしばあった。若い頃の思い出がはっきりしないのは、きっとそういったことと関係があるのだろう。


 年を重ねた現在はというと、過去のことなんてなかったと思うほど、朝は苦もなくサッサと目が覚めてしまう。頭のほうもスッキリしていて、「早起きっていいな」とさえ思っている。


 ところがそこに一つの問題があって、朝はすごく調子いいんだけど、昼はすごく眠い。
 時には昼を待たず、たとえば会社に着いたとたんに眠たくなることだってある。その時は起きているふりをするのが大変だ。


 だから昼休みは寝る時間と決めている。食事もそこそこにとにかく寝る。それでも眠気の取れない場合は、人の目を盗んで、片目ずつ寝ることにしている。

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