自己紹介
神とか仏とかいう、この生命をつかさどる『何ものか』は、生きとし生けるものに差別なく、堅実な人生を授けている。
ところが、その『何ものか』の気まぐれなのか手違いなのか、時に宝くじ一等とか超万馬券とか、どう考えてもどう解釈しても堅実な人生とはかけ離れたものを、ごく一部の人に授けることがある。
しかし、そういうことを見聞きしても、ぼくはそのごく一部の人たちを羨んだり妬んだりすることはしない。なぜならぼくは自分のことを、そのごく一部の人だと思っているからだ。
ぼくは神や仏に堅実を願いながらも、心の奥底では常日頃、ごく一部の恩恵を望んでいる、ごく甘めな一般男子です。