夢のいたずら

若い頃に描いた夢が、このブログに連れてきてくれました。人生まだまだこれからです。詩とエッセイを中心に書いています。

LOVE

1,
今我々が宇宙と呼んでいるものは
実は一つの生命体なのだという。
そして宇宙意思と呼ばれる
その生命体の持つ欲求が、
この宇宙で最高の美となり
人はそれを愛と呼ぶ。
つまり愛の意味するものすべてが、
宇宙意思であり、
この生命体の欲求だというわけだ。
高尚、深遠、壮大かつ助平である。


2,
例えばその生命体が蚊だったら、
その生命体の持つ欲求、
つまり血が最高の美なのだから、
血を愛と呼ぶのだろう。
そこに棲まう生物の持つ宗教は、
もちろん血であって、
血を求め、血に感謝し、
血に心の安らぎを得る。
我々異次元の生物から見ると変に思えるが、
彼らにはそれが唯一無二の
愛であり、真理なのだ。


例えばその生命体がハエだったら、
真田虫だったら、
フンコロガシだったら…
愛はリアルである。

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