夢のいたずら

若い頃に描いた夢が、このブログに連れてきてくれました。人生まだまだこれからです。詩とエッセイを中心に書いています。

異変

この頃、自分の年齢に引き込まれてしまうことがある。
これまで年齢にとらわれることは全くなかったのだが、
六十歳を超えてから、突然気になるようになってきた。


六十代のありかたとか、あと何日で年金が入るだとか、
何歳まで車に乗ろうかとか、女房ももう婆さんだとか、
肩腰が痛い、足がむくむ、ちょっと頻尿、血圧が高い、
寝つきが悪くて寝不足だ、でも病院には行きたくない、
運動やツボやサプリメントで何とかなるじゃないか・・。
どうでもいいようなことをいちいち考えてしまうのだ。


どこをどうとっても、端から見れば年寄りなんだから、
「普通のことじゃないんですか」と言われるんだけど、
いやいや違うんだ。そうじゃないんだよ、中年男くん。
自分の中じゃ普通ではなく異常なんだよ、中年女さん。
とにかくこの人生で初めて体験する異変ということだ。

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