夢のいたずら

若い頃に描いた夢が、このブログに連れてきてくれました。人生まだまだこれからです。詩とエッセイを中心に書いています。

銀行からのメール

 先日、メールをチェックしていると、その中に銀行からのものがあった。
 内容を見てビックリした。何と『入金』と書いているではないか。一瞬、給料日なのかと思ったが、給料日にはまだ早いし。というか、その口座は給与振り込みの口座ではないのだ。ではいったい、どこからお金が振り込まれたのだろう。


 実はこの口座は住宅ローン専用の口座で、ぼくの家族と銀行関係の人以外誰も知らないのだ。
『もしかしたらこれまで払いすぎていたのではないか?』
『嫁さんが何かの懸賞の振込先にしていたのではないか?』
『ひょっとしてその額は百万円単位ではないか?』
 出金ではなく入金なんだから、プラス思考の推理が続く。


 そうやって推理すること30分、ぼくはワクワクしながら銀行のアプリを開いてみた。
 それでようやく納得した。いったい何の入金だったのかというと、利息だった。それでいくら入金があったのかというと、15円だった。百万円単位の推理は見事に外れたのだった。

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