夢のいたずら

若い頃に描いた夢が、このブログに連れてきてくれました。人生まだまだこれからです。詩とエッセイを中心に書いています。

あの世の歴史

高校の頃に、
ぼくは柔道の絞め技で
仮死状態に陥ったことがある。


しばらくあの世にいたのだが、
ほどなく蘇生してこの世に戻り
それ以降の歴史を歩んでいる。


最近思うことがある。それはあの時
ぼくは仮死状態になったのではなく
死んだのではないかということだ。


蘇生してこの世に戻ったのだと
疑いもせずに思っているわけだが、
実は蘇生出来なかったのではないのか。


そうであれば、その後の
ぼくが見知っている歴史は全て
あの世のものということになる。


そう考えると合点のいくことが、
それ以降のこの世と思っている
この世界の歴史には多くある。

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