夢のいたずら

若い頃に描いた夢が、このブログに連れてきてくれました。人生まだまだこれからです。詩とエッセイを中心に書いています。

生きる証

そこからそこまで線を引いて

いくつもいくつも線を引いて

そこばかりをやみくもに

覚えていた時期があった。

ただ試験のためという

目先のことだけを考えての

単純で退屈な作業だった。


線を引いた箇所はそれ以降

何の役にも立っていない。

ところがそうやって過ごした

その時期が何とも言えず懐かしい。

決して輝いていたわけではない。

ただそうやることだけがぼくの

その当時の生きる証だったんだ。

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