愛だの恋だの
きれいな女性が歩いていると、その辺にいる男どもはその女性を目で追っている。そして、「いい女やったねえ」などと言い合っている。
以前はぼくもそういう男どもの一人だった。 ところが・・・
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若い頃はよく愛だの恋だのを、歌ったり詩にしたりしていたものだ。そうすることによって悶々とした日々の憂さを晴らしていたのだ。ところが最近は愛だの恋だのではなく、人生とか生活といった、ちょっと堅めの歌や詩に走ることが多くなっている。
「愛だの恋だのに走らなくなったのは、本当の愛だの恋だのを経験するうちに、そういうことを歌や詩にすることに照れを感じるようになったからだ」
と、ちょっと前までぼくは思っていた。
「それは違うのかもしれない」
と、考えるようになったのは最近のことで、愛だの恋だのに走るぼくの心をくすぐる女性が現れなくなっている、という現実に気づかされたのだ。
とにかく長い時間、愛だの恋だのからぼくは遠ざかっている。(2013年2月19日の日記)
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「それも違うのかもしれない」
と、思うようになったのは最近のことで、ぼくの中でそういう感情が枯れてしまっていることに気がづいた。
ホームページを始める十年前まであった異性へのキュンキュン感が、ホームページを開設する少し前から徐々に薄れていき、上の記事を書いた頃にはキュンキュンのキの字もなくなっていたのだ。
ではホームページを始める少し前に何があったのかと考えていたら、ある重大な事を思い出した。結婚したのがその時期だったのだ。ということは、結婚したことで異性への関心がなくなっていったことになる。
やっぱり、結婚は墓場なんかなあ?