仕事の話
今日でようやく仕事が終わり、明日と明後日が休み。年明けは2日から仕事で、普通の生活にもどる。つまり明日明後日は正月休みなどではなく、ただの連休ということだ。どこかで代休が取れるわけでもない。
社会に出てから43年、毎年こんな生活を繰返している。
一度だけ元日から仕事ということがあった。その時は、電話当番での出社で、当時中堅社員で唯一独身だったぼくが選ばれた。
勤務は午前9時から午後6時までのはずだった。ところが帰る間際にアクシデントが起きた。施錠しようとして帰ろうとした時に、地下水が漏れているという警報が鳴ったのだ。
ビル管理の方に連絡して、来てもらうことにしたのだが、 「酒が抜けるまで、ちょっと待っててね」という返事。
結局来たのは午後9時。点検を始め、終わったのは11時を過ぎていた。それから会社を出て、家に帰ったのだが、帰り着いた時は既に元日ではなかった。
ただ、こういう生活がイヤなのかというと、そうではない。人が働いている時に休みたい、というのがぼくの就活の根底にあったので、自らそうなる仕事を選んだのだ。イヤなわけがない。
一体何の仕事をやっているのかというと、販売の仕事だ。店内限定の仕事なのだが、クレーム処理やアフタフォロー、セールスといった外回りの仕事も率先してやっている。基本、動き回ることが大好きなのだ。