夢のいたずら

若い頃に描いた夢が、このブログに連れてきてくれました。人生まだまだこれからです。詩とエッセイを中心に書いています。

霊界役場生物課会議

1,犬係係長
おいおい、下界じゃまた猫が
車に轢かれているじゃないか。
一体何千匹、何万匹殺したら
気が済むんだよ。ただでさえ
霊界は定数を超えているのに。
猫係はちゃんと霊界と下界の
バランスを取ってくださいよ。
このままだと我々の住家まで
なくなってしまうじゃないか。


2,猫係係長
三味線の需要が減っている分
何十年も死亡率は変ってない、
という統計が出ているんです。
ところで犬係さんよ。なんで
あんたらは生殺与奪の権利を
下等な人間どもに与えたんだ。
目先しか見ない奴らのせいで
犬の寿命は遙かに延びている。
こちらの方が問題だと思うぞ。


3,生物課課長
とはいうものの全ての問題が
人間達にあるのは間違いない。
奴らは何で自分達が地球上の
盟主などではなくて、一番の
下等生物だと気づかないんだ。
放っておくと自制の効かない
人間達のことだ。また勝手に
大量の人減らしをやるだろう。
人間班は、そうならないよう
早急に奴らがあらゆる生物の
下位にあることを気づかせろ。

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