夢のいたずら

若い頃に描いた夢が、このブログに連れてきてくれました。人生まだまだこれからです。詩とエッセイを中心に書いています。

伏線

 何気なくやっていることが、次に起こることの伏線になっていることがある。

 以前車を運転している時に、ふと

「そういえばこの場合、ミッション車だったらこうするんだったな」

 と考えながら運転していた。すると程なく車が故障して、修理に出すことになったのだが、やってきた代車はミッション車だった。それもクラッチの入りが悪い、えらくボロな車だった。

 その後も似たようなことが何度かあった。その時もぼくは同じように、ミッション車のことを考えながら運転していたのだった。


 ある時またミッション車のことを考えていた時、ふと

「もしかしたら、ミッション車を運転することを考えていたから、車を修理に出す羽目にあうのかも知れん」

 と思い、慌ててミッション車のことを考えることをやめた。以後はとにかくミッション車のことは考えないようにした。そのおかげだったのだろうか、車を修理に出すことがまったくなくなった。車検の時も代車はオートマ車が当たるようになった。


 余計なことを考えていると、それが伏線になって、余計なことが起こるということだ。ということは、こうありたいと思っていることを考えていると、それが伏線になって、こうありたいと思っていることが起こるということになる。

 そう思うと人生楽しくなってくる。人生楽しくなってくると思っていると、それが伏線になって、楽しい人生を送れるはずだ。

×

非ログインユーザーとして返信する