プチ戦争
ここ数年この時期になると、乾燥肌に侵略されて悩んでいる。いつも痒くて痒くてたまらないのだ。あまりの痒さゆえ、ここやそこをしつこく掻いている。そのせいで白い粉をふいたり、血が滲んだりすることもある。
いつから痒くなったのかなんて、まったく覚えていない。気がついたらここやそこを掻いていて、そこで初めて乾燥肌に侵略されているのに気づくのだ。
決してぼくも手をこまねいているわけではない。保湿剤や痒み止め、時には民間療法を用いて攻撃を仕掛けてみたり、掻く癖を直そうと我慢してみたりして、ヤツらの侵略に立ち向かっている。
ところで、この肌のこの状態は皮膚病なのだろうか、それとも老化によるものなのだろうか。そんなことを考えながら、このしつこい乾燥肌とプチ戦争を繰返している。