夢のいたずら

若い頃に描いた夢が、このブログに連れてきてくれました。人生まだまだこれからです。詩とエッセイを中心に書いています。

時計の中の小人

子どもの頃
茶の間に掛けてある
柱時計が止まると
いつもぼくは
思っていたものだった。
その中で働いている
小人たちが疲れて
時を止めているんだ、と。


ついこの間のこと
リビングに掛けてある
掛け時計が止まった。
その時ぼくは
思ったものだった。
子どもの頃働いていた
小人たちは解雇され
電化されてしまったんだ、と。

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