夢のいたずら

若い頃に描いた夢が、このブログに連れてきてくれました。人生まだまだこれからです。詩とエッセイを中心に書いています。

干支の話

 うちの嫁さんは昭和38年1月生まれ。本人は卯年生まれだと思っている。しかし、「それは違う。正しくは寅年生まれだ」と、ぼくは言う。


「何で?トラは昭和37年の12月までに生まれた人で、私は翌年の1月生まれだからウサギやん」
「いやいや、干支は新暦の正月で変わるんじゃない。干支が変わるのは立春からだ」
「そんなことはないやろ。だって、私の性格はウサギみたいに大人しいやん」
「はっ?あんたの性格は、誰が見てもトラやん。そもそも干支は中国から入ってきた文化。我が一番と思っている民族が、西洋の暦なんか使うわけないやろ」
「・・・・」
「それに、新暦で干支を変えてしまうと、四柱推命や九星気学などの的中率が下がってしまう。いつも1月生まれの人の占いだけが、外れるようになるからだ」


 嫁さんはあきれた顔をしている。
「あんたは寅年生まれ。立春から辰年だから、一昨日で還暦絡みの後厄が終わったわけだ。近々宗像さんにお礼参りに行くぞ」
 ということで、来週か再来週に宗像大社に行こうと思っている。

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