夢のいたずら

若い頃に描いた夢が、このブログに連れてきてくれました。人生まだまだこれからです。詩とエッセイを中心に書いています。

忘れられた幽霊

そう、あの影はぼくの中で

ぼおっと映っているだけの

忘れられた幽霊なんだから、

何にもこわがることはない。


そう、あの影はぼくの中で

暴れるようなまねはしない

既に死んだ意識なんだから、

無理に除霊する必要もない。


そう、あの影はぼくの中を

ただウロウロと漂うだけの

忘れられた幽霊なんだから、

決して釣られてはならない。


そう、あの影はぼくの中に

時おり見え隠れするだけの

忘れられた幽霊なんだから、

思い一つで消えていくのさ。

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