夢のいたずら

若い頃に描いた夢が、このブログに連れてきてくれました。人生まだまだこれからです。詩とエッセイを中心に書いています。

昔書いた時事ネタ

 以前はぼくも時事ネタを書いていたのだが、ある時期から新聞を読むのが面倒になり、段々そういうネタから遠ざかっていた。
 昔投稿したものや、ノートに書いていたものを拾ってみました。


今年の夏を統括する
-日本というのは、
 ユーラシア大陸の
 東側に浮かぶ島国で、
 宇宙人が支配している。
 友愛を国教とし、
 五族協和を国是とする
 多民族国家でもある。

-春は暑い日が続き、
 夏は冷たい風が吹くこともある。
 秋はたびたび台風に襲われ、
 冬はそこそこ暖かい。
 …という変な気候だ。

-この国の問題の一つに、
 自然災害が上げられる。
 多発する地震は当然のこと、
 最近では狂ったように降り注ぐ、
 ヘビーな雨も悩みの種になっている。

早ければ何年か後のガイド本に、
日本はこう紹介されることだろう。
          (2009年9月3日)

 民主党政権になった頃に書いたものだ。そういえば、当時の首相鳩山一郎氏は、宇宙人と呼ばれていた。



菅舫の交わり
菅舫の交わりとは
周囲から顰蹙を買いながらも
必死に一位であろうとする人と、
他人には二位を強要するくせに
自分はちゃっかり一位の側につく人とが
作り笑顔で手を結ぶことをいう。
まるで高校の生徒会のような
青臭さにその特徴があり、そのうち
「前髪は眉まで、後ろは刈り上げ
パーマは禁止。飲酒喫煙は退学」
なんて言いだしかねない。
今は勝利したばかりの官軍ゆえに
周りは調子を合わせているが
早くボロを出さないかと、実は
冷ややかな期待もしている。
おそらくあるだろう仲違いも
楽しみのひとつになっている。
そう。すべてはショーなのだから。
         (2010年9月17日)

 菅直人氏と蓮舫氏の関係を、中国の故事『管鮑の交わり』に引っかけてみました。



お薬手帳
ケンポーQ錠[メリケン製薬]
効能
一部の人の心の支えになる。
一部の人の飯のタネになる。
たまに関連の本が売れる。

注意
平時では良薬になることもありますが、本来は劇薬であり、有事には毒薬になることが考えられます。お取扱いには十分ご注意下さい。
この錠剤の服用後、論争が起き、小競り合いや内部抗争に発展する怖れがあります。
また、この薬を語ることによって、見ず知らずの人から敵視されることがあります。
なお、この錠剤はワクチンではないので、外患を防ぐことは出来ません。

副作用
頭痛・頭重。視界低下。嫌悪感。思考力低下。免疫力低下。判断力低下。向上力低下。
論争。仲違い。貶し合い。小競り合い。内部抗争。集会。デモ。学生運動。暴動。テロ。
右左のレッテルを貼られる。他国に利用される。他

原産国
米国。他
            (作成日不明)

 いつ書いたのか忘れました。その頃、薬局でもらった『お薬情報』を参考にして書いたものです。


 まあ、今後はこういった面倒臭い記事は書かないだろうと思います。

ゴールデンウィーク

 毎年のことなのだが、ゴールデンウィークは一応稼ぎ時だということで、なかなか休みが取れない。正月も盆も同じだ。さらに、土日祝祭日もなかなか休みが取れない。これが流通業の宿命だといえる。
 まあ、若い頃の就職の条件が、『人が働いている時に休みたい』だったから、希望通りになっているわけだ。
 就職の条件はもう一つあって、それは『人よりも遅い時間に出勤したい』だ。これも希望通りになっている。


 若い頃、よく結婚式に呼ばれていたのだが、平日にやることは稀で、そのほとんどが土日祝祭日だった。そういった日に休みを取るには上司の承認が必要になる。
 そこでお伺いを立てると、
「何時からあるんですか?」
「午後2時からです」
「じゃあ1時まで仕事をしてください。それから行っても間に合うでしょう?で、終わったら帰ってきて下さい」
 ひどい時には、
「日曜日に休むだと?稟議書を書いてこい」
 などと言い出す始末だ。


 最近はそんなことはないだろうが、やはり土日祝祭日に休みを取るとなると、躊躇してしまう。


 ということで、今年のゴールデンウィーク、27日から29日までの三日間は仕事、今日は休み、明日明後日は仕事、3日はローテーションの都合で休み、4日から6日までは仕事になっております。

イメージ

 うちの駐車場に数匹のネコがいる。ペット禁止のマンションなので、もちろん彼らはノラである。
 ところが誰も彼らには餌を与えてないはずなのに、彼らは一様に人懐っこい。そこに住んでいる常連さんはもちろん、営業でやって来る一見さんを見ても逃げようとはしない。
 きっと何かを期待して愛想を振りまいているのだろう。


 さてそんな数匹のネコは、肥ったヤツや痩せたヤツ、中肉中背まで揃っている。同じ食生活をしているはずなのに、この差は一体何なのだろう。
 もしかしたら肥ったヤツは、引き寄せの法則だとか、宇宙にお願いだとかを知っていて、餌をたんまり食べている自分をイメージしているのかもしれないな。

犬のウンチを踏んだ日の人生

基本は土を踏むのと何ら変わらないのですが、

それを踏んだとたん、

それまでの環境が一変してしまうものなのです。

そのことを見聞きした友だちからは馬鹿にされ、

あげくに好きなあの子に暴露され、

ついには変なあだ名をつけられるのではないか…

といらぬ心配をしなければならなくなるのです。


元はといえばあたりかまわずウンチをしまくる

野良犬が悪いわけなのですが、

ウンチを踏んだという運命に思い悩んでしまい、

普段の行いが悪かったのではないか…

と自分自身に反省を促したり、

何でこの世に生まれてきたんだろう…

なんて自己嫌悪に陥ることだってあるのです。


おかげでその日一日は、

まるで人格を否定されたような憂鬱な気分で、

人生を過ごさなければならないのであります。

♪ためいき

ためいき

さりげないためいきやめて
今日から真面目にやっていくんだ
昨日吐いたあの言葉に
嘘や偽りはないんだから


そしていつか見返してやるんだ
あいつも、あいつも、みんなまとめて
あの日のぼくは正しかったんだと
それがぼくの人生だったと


 もう振り返らない 風は追い風だ
 尽きることはない
 もしもつまずくことがあったとしても
 明日のための布石なんだ


疲れたふりなんかやめて
今日から素直に生きていくんだ
ほら明日が笑っているよ
その日の自分が手招きしている


 もう振り返らない 風は追い風だ
 尽きることはない
 もしもつまずくことがあったとしても
 明日のための布石なんだ


さりげないためいきやめて
今日から真面目にやっていくんだ
昨日吐いたあの言葉に
嘘や偽りはないんだから




1,
 48歳の時、ぼくの所属していた部署が閉鎖になった。ぼくは専門職で雇われていたため、つぶしが効かないと判断され、リストラの対象となり、そのまま会社を退職することになった。
 それからおよそ一年間、表向きには失業保険をもらいながら、ハローワーク通いをやっていたのだが、その裏では充分に時間が取れるので、『こんなチャンスはない』と思って、エッセイを書いたり、詩を作ったり、歌を作ったりしていたのだった。仕事のない不安や焦りなど一切なく、前向きに生きていたのだった。


2,
 会社を辞める前に、会社側はぼくを自主退職させようとして、色々な工作を仕掛けてきました。この歌は、その時の憤りを詩にして曲を付けたものです。
 この歌を書いてから後は、「所詮その程度の会社だったんだ。辞めて正解だった」と思うようになり、不思議と気持ちも安定し、前述の通り前向きになることが出来たのでした。


3,
 詩の中の「布石」ですが、何も言葉が思い浮かばなかったので、『あしたのジョー』のセリフに出てくる言葉を使わせてもらいました。